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大きな地震があって、しばらく停電が続いた夜のことを、今でもよく覚えています。生まれたばかりの子を抱えた家で、電気の止まった部屋に座っていました。
幸い、わが家の被害は停電だけで済みましたが、暗いままの部屋に座りながら、ひとつだけはっきりと考えたことがありました。
「今回は停電で済んだけれど、次にもっと大きなことが起きたら、この家族はどうなるんだろう」
そのあと私は、生まれて初めて真剣に保険というものを調べることになりました。この記事は、そのときに私が何を考えて、どこでつまずいたのかという話です。
この記事でわかること
- 子どもが生まれたとき、先に見直すことになったのは「親の保険」だったという話
- 看護師の私が、何が分からなくて行き詰まったか(5つ)
- 自分で調べる場合と、人に聞く場合の違い
結論:子どもの医療費には自治体の助成があります。止まると家計が困るのは、親の収入のほうでした。
見直したのは、子どもの保険ではありませんでした
「子どもが生まれたから保険に入る」と聞くと、学資保険や子ども向けの医療保険を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。私自身も、実際に調べ始めるまでは、まったく同じように思い込んでいました。
けれど実際に調べ始めてみると、最初に手をつけることになったのは子ども向けの保険ではなく、私と妻の生命保険のほうでした。
子どもが生まれたとき、どちらを先に考えるか
子どもの医療費
住んでいる自治体の助成制度があります。内容は自治体ごとに違いますので、お住まいの市区町村で確認してください。
先に考えたのはこちら
親に何かあったとき
働いている親が倒れると、治療費だけでなく毎月の収入が減ります。家賃も食費も、子どもにかかるお金も止まりません。
ただし、収入がまったくのゼロになるわけではありません。会社員や公務員が病気やケガで働けなくなったときは、健康保険から傷病手当金が出ます。全国健康保険協会(協会けんぽ)によると、1日あたりの額は標準報酬日額のおよそ3分の2です。受け取れる期間は「支給を開始した日から通算して1年6か月」とされています。
出典:傷病手当金(全国健康保険協会) 2026年10月12日に確認しました。加入している健康保険によって扱いが違うことがあります。ご自身の加入先で確認してください。
つまり、全部は止まりません。それでも減りますし、期限もあります。その状態でわが家の家計が何か月もつのかは、自分で数えてみるまで分かりませんでした。
子どもが病気になったときのお金よりも、親が働けなくなったときのお金のほうが、家計への影響はずっと大きい。いくつかの資料を読み比べているうちに、私はようやくここに気づきました。
これは「子どもの保険がいらない」という意味ではなく、あくまで順番の話です。わが家の場合、先に守っておくべきなのは、家計を支えている側のほうでした。
調べ始めて、知らないことが多すぎました

ここからが本題です。正直に言うと、調べ始めてから数日もしないうちに、私は完全に行き詰まってしまいました。
保険のことなんて、学校で習うわけではありません。自分で調べるしかありませんでした。
何が分からなかったのかを、当時つまずいたときの言葉のまま書き出してみます。
自分で調べるしかなかったこと
- そもそも保険は、どういう仕組みで成り立っているのか
- たくさんある中で、自分たちに合っているのはどれなのか
- 将来、うちの家族にはどれくらいのお金が必要になるのか
- その金額に対して、どれくらいの保障があればいいのか
- 月々の保険料は、いくらまでなら続けられるのか
どれも、調べ始めるまで考えたこともありませんでした。
ひとつ調べるたびに、分からないことがふたつ増えていくような感覚がありました。用語の意味を調べているうちに、そもそも自分が何を知りたかったのかを見失う。そんな時間が、子どもを寝かしつけたあとの静かな部屋で何日も続きました。

看護師なのに、お金のことは別でした
ここは少し情けない話です。私は現役の看護師で、妻も看護師です。夫婦そろって医療の現場で働いていて、体のことについては毎日が勉強のような仕事をしています。
病気になったときに体で何が起きるかは、仕事として毎日目にしています。入院がどういうものかも、治療がどんな流れで進むのかも、ひととおり知っているつもりでした。
それでも、保険というお金の話になったとたん、事情はまったく別になりました。医療に詳しいことと保険に詳しいことは、私が思っていたほどにはつながっていませんでした。
二人とも医療の仕事をしているのに、保険の説明だけは一から調べないと読めない。そのことが、あのときの私にはずいぶん意外なことのように感じられました。
自分で調べて、よかったこと・しんどかったこと
最終的に、私は誰にも相談しないまま、自分で調べて決めることにしました。そのうえで、よかったこととしんどかったことの両方を、ここに正直に書いておきます。
よかったこと
- なぜその保険にしたのかを、自分の言葉で説明できます
- すすめられて決めていないので、あとから迷いませんでした
- 公的な制度についても、調べる過程で少し詳しくなりました
しんどかったこと
- とにかく時間がかかりました。子どもが寝たあとの時間を何日も使いました
- 調べた内容が合っているのか、確かめる相手がいませんでした
- 「これで足りているのか」は、最後まで自信を持てませんでした
いま同じ場面に戻れるとしたら、たぶん私は一度だけ人に聞いてから、最後は自分で決めるという形を選ぶと思います。少なくともあのとき、調べることの全部を一人で背負い込む必要は、おそらくありませんでした。
一人で決めきれないなら、無料で相談できます(ベビープラネット)
先に正直に書きます
私は、これから紹介するベビープラネットで相談を受けたことがありません。上に書いたとおり、誰にも聞かずに自分で調べて決めてしまったからです。だから「よかった」とも「すすめます」とも書けませんので、ここでは調べて確認できた事実だけを書きます。
ベビープラネットは、妊娠・出産・育児の時期にある家族に向けた、保険の無料相談サービスです。以下は、2026年10月5日の時点で公式サイトを見て確認できた内容です。
- 相談は何度でも無料です
- 20社以上の保険会社を扱っています(担当者によって異なる、との記載があります)
- 自宅、職場、店舗、オンラインで相談できます
- 相談するとプレゼントがもらえるキャンペーンがあります。保険に入らなくてももらえます
キャンペーンの内容は変わります。申し込む前に公式サイトで確認してください。

私が一人で何日もかけて調べたことは、そのままベビープラネットで相談できる内容でもあります。将来いくら必要なのか、今の収入でどれくらいの保障が妥当なのか、月々いくらなら無理なく続けられるのか。学資保険や、妊娠中に入れる保険についても相談できると書かれています。
向いていない人もいます
- じっくり話を聞く形の相談です。短時間では終わりません。時間に余裕のあるときに申し込んでください
- 保険の提案を受ける場でもあります。最初から断るつもりなら、お互いに時間が合いません
- 対象になる条件は、申し込む前に公式サイトで確認してください
相談までの流れ
- ウェブで申し込む
- 担当の人から連絡が来る
- 日程を決める
- 相談する自宅・職場・店舗・オンライン
公式サイトの記載をもとにまとめました(2026年10月5日に確認)。
ベビープラネットの相談は無料で、何度でもできます。
加入しなくても相談だけで終われます(2026年10月5日に公式サイトで確認)。
よくある質問
保険は、子どもが生まれる前に入っておくべきですか
家庭の事情によって変わってくるので、ここに一律の答えを書くことはできません。ただ私の場合は、実際には子どもが生まれたあとになってから調べ始めました。それで間に合わなかったとは思っていませんので、気になった時点で調べ始めるのでよいと考えています。
子どもの医療費はどうなりますか
子どもの医療費には、住んでいる自治体の助成制度があります。ただし、その内容は自治体ごとに違いますので、実際にいくらかかるのかは、お住まいの市区町村の窓口やホームページで確認してください。こども家庭庁の調査では、令和7年4月1日の時点で、すべての都道府県と市区町村が助成を実施しています。ただし対象になる年齢や所得制限は、自治体によってそろっていません。
出典:令和7年度「こどもに係る医療費の助成についての調査」(こども家庭庁) 2026年10月12日に確認しました。
ベビープラネットで相談したら、必ず保険に入らないといけませんか
公式サイトには、相談後のプレゼントについて「無料相談を実施した全ての方に」と書かれていました(2026年10月5日に確認)。加入が条件であるとは書かれていませんでした。ただし保険の提案を受ける場ではあるので、はじめから話を聞く気がないまま申し込むのは、おすすめしません。
自分で調べるのと、相談するのと、どちらがいいですか
私は自分で調べる道を選び、時間はかかりましたが、決めた内容には納得しています。まとまった時間を取れるのであれば、自分で調べるのは十分に良い方法だと思います。一方で、調べた内容が合っているのかどうかを確かめる相手は、最後までいませんでした。そこが不安として残るようであれば、一度だけ人に聞いてみる価値はあると思います。
まとめ
- 子どもが生まれたとき、私が先に見直したのは自分と妻の保険でした
- 子どもの医療費には自治体の助成があります。止まると困るのは、親の収入のほうです
- 保険は学校で習いません。仕組みも、必要な金額も、自分で調べるしかありませんでした
- 医療の仕事をしていても、お金の話は別でした
- 全部を一人で背負う必要はありません。ベビープラネットのように、無料で聞ける場所があります

あの停電の夜に考えたことは、今になっても間違っていなかったと思っています。実際に何かが起きてしまってから考えるのでは、わが家の場合はたぶん遅かったからです。
ただ、あのころの自分に一言だけ伝えられるとしたら、こう言うと思います。そんなに一人で抱え込まなくてよかったんだよ、と。
この記事に書いた公的制度については、お住まいの市区町村および加入先の健康保険にご確認ください。サービスの内容・キャンペーンは変わることがあります。申し込む前に公式サイトで最新の情報をご確認ください(本記事は2026年10月5日時点で確認した内容です)。